帳票とは?請求書・納品書など、いまさら聞けない帳票の種類と役割や機能を解説!
経理担当者にとって、毎日目にする書類、それが帳票です。請求書や納品書などを当たり前に帳票として処理していても、「帳票」とはなんなのかいまいちよく分かっていない……という方もいるのではないでしょうか。
例えば、「伝票」との違いはわかりますか?
今回は、帳票の定義や種類について詳しく紹介します。この機会に、しっかり頭に入れましょう。
帳票とは、証拠として使う記録という意味があり、「帳簿」と「伝票」の両方を指す会計用語です。「帳簿」とは、会社や店舗で行われる取引を記録するものです。「伝票」は、お金の動きなどを記入するものです。
言葉が似ていることから「帳票」と「伝票」を混同して使っている人もいますが、実際には「伝票」の方が網羅する書類の範囲が狭いです。
日々行われる様々な取引を記録し、取引が実際にあったことを証拠として示すのが帳票の役割です。
主に、会社の経営状況を把握するための書類です。
主に、日々の取引ごとに発生する書類です。帳簿を証明する書類でもあります。
企業の会計情報を証明する帳票書類は、法律で保存が義務付けられています。
帳簿については、保存義務は7年間です。ただし、欠損金が生じた事業年度については9年間の保存が必要です。
領収書等の伝票については、法人であれば7年(欠損金が生じた場合は9年)、個人であれば5年の保存が必要です
会社法上は、10年間の保存期間が定められています。ですから、最低でも10年間は帳票書類を保存しておくようにしましょう。
原則として、帳票書類は紙での保存が必要です。パソコンで作成した書類でも、プリンターで印刷して紙でファイリングしなければなりません。
しかし、3ヶ月前までに税務署に申請書を提出して承認を受けることで、電子データのまま帳簿を保管することが可能です。また、契約書・領収書など以外の一定の書類は、スキャナーでデータ化した書類の保存でもOKとされています。
事業規模が大きくなるほど、帳票は増え、保管や管理のコストが膨らみます。法律の範囲内で上手に電子データを利用して保管することも検討しましょう。
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従来、請求書などの帳票は紙で印刷し郵送で発行するのが一般的でしたが、最近はパソコンの普及に伴い電子帳票の発行に移行する企業が増えてきています。
電子帳票システムを利用して請求書などの電子帳票を電子発行すると、手間のかかっていた印刷・封入・郵便局への投函などの時間が削減でき、紙代・郵送代などのコスト削減にも繋がります。中にはWEB請求書発行システム「楽楽明細」のようにクラウド型のシステムで月額数万円から導入できるシステムも出てきており、今後電子帳票が主流になることでしょう。
いかがでしたか。「帳票」という言葉自体は難しく感じるかもしれませんが、経理業務だけでなく、どのような業務でも日常的に必要となる書類です。また、クラウドサービスなどのシステムを上手に利用すれば、業務の効率化も飛躍的に進められる分野です。その意味と役割を理解して、ビジネスに役立ててください。
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